ネットに作品情� 新�ア�ティストを��支援

　県内で創作活動をしている新鋭アーティストの作品販売やプロデュースを展開する「沖縄アートグループ・チャンプルー荘」がこのほど、発足した。陶芸やガラス、ジュエリーなど、さまざまな分野の作品や展示会情報などをインターネットで発信し、多くの人が実際に作品に触れる機会を広げていくのが目標だ。代表の砂川洋子さん（３７）は「地域に根差したアートプロデュースで沖縄を盛り上げたい」と話している。

　浦添市出身の砂川さんは東京で情報通信関連企業を経営しながら、旅行好きが高じて２００５年に那覇市牧志に「安宿チャンプルー荘」をオープン。多くの人と交流するうちに、県内で活躍するアーティストから「作品を紹介したり、販売する機会が少ない」との悩みを聞き、人が集まるチャンプルー荘のネットワークやウェブ開発の経験を地元で生かそうと、グループを立ち上げた。
　グループには陶芸作家の徳尾聡さん（３９）、陶芸彫刻のニコラス・セントラさん（３６）、ジュエリーデザイナーの嵩原一史さん（３４）、ガラスアクセサリーデザイナーのひろつなつこさん（２７）、ヘナボディーアートの中村仁美さん（２７）、路上詩人の酒井智矢さん（２４）の６人が所属。異分野のアーティストが一つのグループに所属するのは珍しく、嵩原さんは「以前から陶芸やガラスにも興味があり、創作の枠が広がる」と話す。