[ロサンゼルス 23日 ロイター] 映画「プラダを着た悪魔」などで知られる米女優アン・ハサウェイ(26)が、ジュディ・ガーランドの伝記「Get Happy: The Life of Judy Garland(原題)」を基にした映画と舞台で主役を演じ、歌唱力を披露することになった。映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタイン氏が23日明らかにした。
「非常に才能のある女優」と称えた上で、「この難しい役を演じることで、一流の女流へと成長するだろう」と述べた。
ガーランドは、ハリウッドの黄金期に活躍したスターで、1939年の映画「オズの魔法使い」でドロシー役を演じ、その後も2度アカデミー賞にノミネートされた。また歌手としても長いキャリアを持ち、1961年のカーネギーホールでのコンサートを収録したアルバムは、グラミー賞の最優秀アルバム賞に選ばれた。私生活では5回結婚し、薬物中毒と闘いながら47歳で波乱の人生を終えた。
これまで歌えることは知られていなかったハサウェイだが、先月の米アカデミー賞授賞式で司会を務めた豪俳優のヒュー・ジャックマンとデュエットし、観客を驚かすとともに多くの拍手を浴びた。