2009年2月24日火曜日

番狂わせ、サプライズ…「おくりびと」に欧米メディア

滝田洋二郎監督の「おくりびと」が米アカデミー賞外国語映画賞を獲得したことに、23日付の米紙ロサンゼルス・タイムズが「『おくりびと』は驚きの受賞作」との見出しで記事を掲載するなど、欧米メディアも快挙を報じた。

 同紙は、遺体をひつぎに納める「納棺師」の姿を描いた作品について「一風変わった奥深い題材」に脚光を浴びせたと指摘。有力とみられていたイスラエルの作品などを抑えての受賞について、「下馬評を覆す驚きの勝利」と表現した。

 また、「おくりびと」は米国で一般公開されていないが、1月に北米で開かれた映画祭で人気となり、最近になってインターネットのブログ上で「ダークホースの勢い」と評価されていたと伝えた。

 ロイター通信も記事で「番狂わせ」とし、受賞を全く予想していなかったとの本木雅弘のコメントを紹介。英BBC放送電子版も「サプライズ(驚き)」だったと報じた。 (共同)